理事長あいさつ

重度の知的障害のある息子が養護学校を卒業後、「生まれ育った地域で生きていく」ことを目的に、平成16年2月「お菓子屋くれぱす」を立ち上げ、今年で開所から16年目を迎えました。

ミニ型作業所としてスタートしてから、平成20年にNPO法人となり、鳥取県の基盤整備事業で作業棟が大きくなったことで、作業スペースが確保でき作業量も増えたため多くの利用者さんに利用していただけるようになりました。

開所当初から『からだに優しい商品作り』をコンセプトに国産小麦や発酵バター、各地域のこだわり食材を使い製造しているお菓子とパンは、その想いと工程は変わることなく今でも続いています。時の流れとともに販売における課題も変わり、少しでも工賃アップをとの想いで試行錯誤しながら仲間たちとともに製造に励んでいる毎日です。

この度、販売店舗だった上道町に厨房を増設し、事業所を移転することで効率的な仕事ができる事業所が完成しました。そして、この事業所移転に伴い、引き続き「就労」における障がい福祉サービスの充実を図りながら、幅広い利用者の方のニーズに応えていくことのできる法人作りをめざして法人名と事業所名を新しくしました。今までの15年間の想いとこれからの明るい将来への想いをたくさんこめた法人名・事業所名です。

今後も障がい福祉サービスの充実に努めるとともに、地域の方々に応援していただける開かれた事業所を目指していきたいと思っています。

引き続き、よろしくお願いいたします。

平成31年4月吉日

特定非営利活動法人 穗のしるべ

理事長 岩佐 美穂